2011年1月23日 ブッダの足跡を目指して
昨夜のトラック通関をインドビールのキングフィッシャー(ストロング度数8パーセント)でカンパイして寝たのもつかの間、今日はコルカタからブッダガヤまで約500キロ。早朝5時にサダルストリートのホテルをチェックアウト(夜に部屋の電気を消すとよってくるダニとゴキブリとネズミに悩まされ、明かりをつけたまま眠れない夜をすごした)トラックに燃料を補充するためガソリンスタンドで合流する。本当は日本からプラスチックオイルをタンクに満タンの予定だったのだが、船で運搬するためわずかな燃料しか許可されず不本意ながらインドで軽油を入れることに。その後、公道に停車してトラックをチェック。(荷台の備品に問題はなかったが、なぜかワイパーがブレードごと紛失、ご丁寧に金属部にボロキレを巻きつけてあった。ポカラまで雨の降らないことを祈るだけだ。)
そして我々の旅の安全を祈願してホーリーマンによりお香とココナッツと手首にひもをまかれ、額にオレンジ色のティカをつけられお払いをしていざ出発。メンバーは、日本人2名とネパール人1名にインド人のビデオカメラマンとアシスタントに撮影車のドライバーとトラック現地ドライバーにヘルパーのカラシとモスリムのガイドの総勢9名。
コルカタ市内をぬけハイウエイにはいるとまっすぐな道が延々つづく。景色も変化なく時たま渡る橋に乾季のせいか川の水がない。左右にひろがる収穫後の水田は菜の花が咲き誇り、ハイウエイにもかかわらず、自転車や人が横行するなんて信じられない。
我々が今日の目的地のブッダガヤに着いたのは、夜の9時過ぎ、それからホテルにチェックインしたのはいいが、ホテルのレストランも終了。
そこをなんとかお願いしてチキンカレーとチャパティを出してもらうが、ビールはない。(インドでは、外国人向けのレストラン以外では、アルコールの販売はしていないのだ。
だからコルカタのホテルでは、部屋の掃除に来るおじさんにチップを渡して毎日、買ってきてもらっていた。おじさんは、紙袋に入れたビールを隠すようにとどけてくれていた。)ブッダガヤのホテルには多くの西洋人も宿泊していたがみんなアルコールも飲まず、ロビーでネットに夢中だ。我々は、とにかく熱いシャワーを浴びて今日は寝ることにした。
(ウワイ)
きたる2011年1月23日、門出の時がきました!
ついにブッダロードの旅が始まるのです。
本日の予定は、505kmのハイウエイを走ってブッダガヤへ。
朝7時にホテルをチェックアウト、集合場所へ移動しトラックの給油も終えた。
トラックの各部チェックを済ませ、このプロジェクトにご協賛いただいたスポンサー様のロゴシールをトラックに貼ってこれからの安全祈願のためのお祈りをしてもらう。
線香を焚いたり、おでこに赤いやつ塗られたり、右腕にお守りの紐を巻いてもらったりして準備は万端だ。
撮影車はガイドのソフィート(SMD)が用意してくれたTATA SUMO.
車中で撮影班がカメラを持って心配そうな顔でスタンバイしている。
さぁ、いざブッダガヤへGO!
コルカタの街を走ってハイウェイに到達。
おぉ、想像以上にキレイな舗装道路だ。
トラックは問題なく走る。
走って、走って、走って・・・・
一向に景色が変わりません!(笑)
早くも飽きがきそうな予感が・・ (汗)
ハイウェイなのにチャリが横断してるとことか、牛とか、頭に荷物乗っけてる人とか、パンク修理してるバイクとか。。
撮影班はひたすらトラックを撮り続けている。
何回か撮影車が先行してトラックが走り去るとこを撮影。
現地雇用のカメラマンがなかなか言うことを聞かず、ボスは怒り気味・・・
(お願いだから怒らせないでくれ・・・!)
ハイウェイでお茶休憩できるお店を発見!
インドのチャイはお猪口みたいに一口サイズ。
容器は赤土の素焼きで、みんな飲み終わったら地面に投げ割っている。
大地に戻すサイクルを直にみれるのもインドの魅力だ。
でもカブはなんだかもったいなくて記念にお持ち帰り☆でも最近はプラスチック容器が増えてきている。
(一応、ポリスチレン製のようなので油化可能だが・・・)
ブッダガヤ付近に着いたのは夜10:00頃。
ふぅ、約12時間ほどの道のりだ。
コルカタで出会った自称No1プレイボーイのラジャカーンに事前にホテルを予約してもらっていた。
そのホテルに到着すると、想像以上の綺麗さ。部屋には明るい照明、充電可能なコンセント、ウェルカムウォーター、ちゃんと排水が流れるホットシャワー。
そのうえ、深夜で営業が終了しているのにカレーを出してくれるレストラン。
コルカタのホテルが牢獄のように感じた瞬間だった。。。
ラジャカーン、グッジョブ!!
明日はブッダガヤで撮影の予定だ。
今宵もキングフィッシャービールを飲んで、とりあえずお疲れ様!!
(カブ)